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2020/05/28 (木)COLUMN
研修は本当に必要なのか?効果はあるのか?
人材育成の1つである企業研修は、新人研修や管理職などの「階層別研修」、営業・経理などの「職種別研修」、また問題解決力、リーダー育成などの「テーマ別研修」など様々な研修があります。数多くの研修に取り組んでいる企業も、外部委託の場合や、自社内でまわしているケースなど、その取り組み方も企業によって様々です。このような研修は本当に必要でしょうか?
実際に取り組んでいる研修事例
企業研修は、外部に依頼すれば費用がかかりますし、社員は業務をとめて参加しなくてはなりません。参加を強制させられていると感じることで受け身になってしまったり、忙しいのに研修に参加する意味があるのか?と不満や文句が出てしまうこともあるかもしれません。また、人事としても、例年通りの決まりきった研修内容のまま実施してしまいがちではないでしょうか。
1つの研修事例をご紹介します。2014年から大手食品サービス会社で「現場力強化ワークショップ研修」を実施し、現在も全社的に継続中です。
- 2年前、モチベーションが低下し、チームとしてあまり機能していなかった事業部を対象に実施。今では社員一人ひとりが自主的に課題を見つけ、提案するようになった。
- 「現場力」、「改善」、「見える化」は日常の言葉となり、「改善」の取り組みに伴う時間の短縮やコスト削減と、時間やコスト意識を持つなど、意識が大きく変わった。
- 会社全体で「現場改善」の取り組みを年に2回実施し、1年後に集まった改善報告(上期下期の合計)は1,880件。コスト削減、品質改善、サービス改善など目に見える成果につながっている。
- 研修当初、「変える」ことに抵抗を示していた社員もいたが、今では日々何か改善できないか、明るく、前向きに取り組むようになってきた。
社員のみなさんが頑張った結果ではありますが、「現場力強化ワークショップ研修」がきっかけとなり、社員一人ひとりの意識が変わることで、大きな変化へつながりました。“研修で人を変えることはできない。しかし、良い研修は人が変わるきっかけになることはできる。大切なのは、誰が教えるか。”あらためて感じた研修です。
カラーズ・ビジネス・カレッジは、お客様のニーズにあった企業研修をご提供しています。経営の基本を体系的に学ぶビジネス基礎力強化研修をはじめ、実際に現場でビジネスを実践していくための知識やスキルなど、様々なプログラムをご用意しています。お客様のご要望に応じて、一日研修から、数か月に亘るアクションラーニング研修まで、幅広いプログラムをご提案いたします。企業研修に関するお問い合わせは、お気軽にご相談ください。