第6回:河村都氏/オフィス カワムラ 代表

2007年10月26日

河村都さん第6回 「カラフル・キャリア対談」は、幼児教育に関するビジネスをスタートさせたオフィスカワムラ代表の河村都さんをご紹介します。

20代で幼稚園教諭、そしてNHKの「おかあさんといっしょ」にお姉さんとしてレギュラー出演。その後、大学の講師を経て、今年の3月まで結婚情報サービス会社で責任者として人材教育や研修に従事。その中の経験で、「人間が生きていく原点は幼児期にある」ということを実感。60歳からの仕事は、その教育の原点に戻りたいという強い思いで、幼児教育コンサルティング会社「オフィス カワムラ」をスタートされました。子育てもしながら長年働いてきた河村さんにいろいろなお話をおうかがいしました。

プロフィール

河村都氏/オフィス カワムラ 代表
幼稚園教諭、英才教育、NHKの「おかあさんといっしょ」のお姉さんとしてレギュラー出演。後に大学の非常勤講師を経て、今年の3月まで結婚情報サービス会社において、24年にわたり、サービス業にかかわる責任者として人材教育や研修に従事。2007年4月に幼児教育コンサルティング会社「オフィス カワムラ」をスタート、代表に。幼児教育のプロの視点で、オリジナルプログラムを組み、幼児教育のみならず、保護者向けの子育てカウンセリングサポート、また幼稚園の先生など指導者向けの実技研修・講演など、総合的にサポート。「子供・保護者・先生」の理想的なトライアングル(三位一体)の実現を目指している。

■オフィス カワムラ
http://www.officekawamura.com/

幼児教育コンサルティング「オフィス カワムラ」

高田:今年の4月に幼児教育コンサルティング会社の立ち上げの準備に入られ、早速いろいろな幼稚園関係から講演や研修の依頼がきているようですね。

河村:正式な立ち上げは来年からなのですが、準備などでスタッフたちと毎日忙しく過ごしております。都内に限らず、地方の幼稚園関係からも依頼が入っており、来年の1月にはある地方の国公立幼稚園の研修で、約100園の園長・会長が集まるんですが、「子育てを楽しみましょう!」という講演をすることになっています。

高田:準備中に来年の予定が入るなんて、すごいですね。事業の内容は、まず1つは幼児知育教室。これは、通常の教育とはどのように違いますか?

河村:オリジナルの教材を使った能力開発などで、お受験的な学びではなく、「考える力」を養うための学びです。2008年1月より吉祥寺教室がスタートします。

高田:2つ目は、子育てママやご家族のための子育てカウンセリングやサポートセミナーで、いわゆる大人教育とか?

河村:楽しくなる子育てや夫婦・家族のあり方、親子のコミュニケーションを、子育てママやご家族の方を中心にします。3つ目は、幼稚園の先生や保育士といった、指導者向けの研修や講演です。私たちは、「幼児教育」だけではなく、「子育てママ・パパ」、そして「幼稚園の先生」向けの指導や教育がとても大切だと考えています。

高田:これまでは、個別の教室はあるかもしれませんが、その3つを対象にしたビジネスはありませんよね? 今の時代「大人教育」も大切なことですね。

河村:実は幼児教育より重要だと思っています。

高田:いろいろなお仕事の経験、そして子育ての経験などが大きく影響しているようですね。これまでのご経験、ぜひいろいろお聞かせください。

20代で幼稚園教諭、そしてNHK番組「おかあさんといっしょ」に出演するまで

高田:学校を卒業されてから幼稚園の先生をされたんですよね。

河村:そうです、きっかけは、長く働けること。女性のよさが活かされる仕事ではないか、と若いながら考えていました。

高田:その頃から長く働こうと思われていたんですね。

河村:そうですね。先生をしながら、お母さんたちから学んだことがたくさんあった。もちろん、いいことも、悪いことも両面。そこが、私が女性として生きていくことのスタートでしたね。働いているときから常に、「ああいうお母さんになりたいな!」と思ったり、逆に「あんなお母さんにはなりたくないな!」とか。

高田:その後にNHKの番組「おかあさんといっしょ」にデビューされましたね。

河村:幼稚園にプロデューサーをされているお母さまがいらしたのです。ある意味オファーがかかったんですが、その当時、そんなことは夢にも考えていませんでした。そのお母さまは私のことをよく理解していたので、「先生、“おかあさんといっしょ”の番組を少し変えるらしいんだけど、試作番組をつくるので、アルバイトでやってもらえませんか?」と。

高田:上手いですね。(笑)

河村:そうなんです。1時間ほどNHKのスタジオで大勢の方の前で演技というかテレビカメラに向かって話すというか。あとからわかったことですが、それが試作番組のためのオーディションだったんです。私は当時から何にでも興味がありましたし、怖いもの知らずだったので、元気にやっただけなんですが。

高田:それはおいくつの時ですか?

河村:26歳の時です。

高田:多くの方が応募されたんですよね。

河村:タレントさんのような方がたくさんスタジオに来ていました。その後、一日がかりで試作番組をつくって、アルバイト料もいただき、それで終わりだと思っていたんです。そうしたら1ヶ月後にお声をかけてくださったお母さまから、実はあれが試作番組ではなくオーディション番組だったんです、と。それで、合格したので、ぜひやっていただきたい、と。

高田:すごいですねー。その際は躊躇せずにすぐにお引受けされたんですか?

河村:いえいえ、迷いましたよ。撮影は夜にしますから、先生を続けながらやっていただいてもいい、とも言われました。でも、人生くるもの拒まずで、何でも経験かな、と思い3ケ月後に幼稚園を退職し、「おかあさんといっしょ」に出演しました。それは違う意味で、とてもいい経験でしたね。

高田:その当時の子供番組といえば「おかあさんといっしょ」はメイン番組でしたし、お姉さんに憧れていた女の子はたくさんいましたよ。

河村:当時は、たった一日の放送のために大勢のスタッフが3日間かけてやるような時代でしたね。おにいさん役の田中星児さんの“ビューティフルサンデー”がヒットした時の番組でした。

高田:まさに私が見ていた時代ですね!(笑)

河村:台本は、飯沢匡さんという方が書いていらしたんですが、台本には「ここは適当に!ここはアドリブで!」ということが多かったんですよ。

高田:それは大変でしたね。何年くらい続けられたんですか?

河村:レギュラー出演2年ぐらいです。 その後は、タレントになるつもりもなかったですし、その間に結婚したこともあり、自分でも驚くほどあっさり次のことを考えていました。

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