第4回:武田美貴子氏 /ドルチェ・ヴィータ・エッセンツィアーリ(株)代表取締役

2007年8月6日

武田美貴子さん第4回「カラフル・キャリア対談」は、ドイツのオーガニック化粧品を販売している武田美貴子さんをご紹介します。

外資系大手コスメ・メーカーで、13年間一貫してマーケティングを担当してきた武田さん。「自分でマーケティングした商材をいつかは売ってみたい!」という思いが捨てきれず、2004年3月に会社設立。育児を通して、食品や生活環境における安全性に関心が高まっていたこともあり、ナチュラル製品を探し続け「ファーモス・ナトゥーア」という、水を一滴も使わないオーガニック・コスメと出合う。起業までの経緯、そして「ファーモス・ナトゥーア」との運命の出合いについておうかがいしました。

プロフィール

武田美貴子氏 /ドルチェ・ヴィータ・エッセンツィアーリ(株)代表取締役
外資系大手化粧品会社に在籍し、PRやマーケティングを11年間担当した後、ヘッドハンティングで他の外資系企業に転職。その会社は結果的に日本での事業をその後2年ほどで撤退することになり、同時に会社を退職。その後、仏系外資系企業に再就職するが、起業熱が治まらず退職。1年間の準備期間を経て2004年3月にドルチェ・ヴィータ・エッセンツィアーリ(株)を設立。ドイツのオーガニック化粧品「ファーモス・ナトゥーア」を販売している。ネット販売の他、2006年12月に表参道に第1号店をオープン。

赤ちゃんからお年寄りまで使える究極のオーガニックコスメ

高田:去年の4月よりネット販売され、今年の1月に表参道に直営店をオープンされたんですよね、おめでとうございます。とっても素敵なショップですね!

武田:ありがとうございます。

高田:オープンされる前には自由が丘のウィークリー店舗でテスト販売されたそうですね。

武田:1坪程度の場所だったんですが、HPや雑誌を見てくださったお客様が結構遠方から来てくださったんです。その際にお客様から結構いい感触を得ることができました。それで、やはり実店舗をもちたいという気持ちが強くなりました。スキンケア製品ですので、お客様も買う前にちょっとでもいいから試してみたい!という方が多かったです。ネットでは商品の良さを伝えるのは限界がありますから。

高田:直接対応していただけるとやはり全然違いますからね。こちらの商品、ファーモス・ナトゥーアは「水を一滴も使っていない商品!」らしいですね?

武田:はい、とことん成分にこだわったコスメなんです。水分は、オーガニック・アロエヴェラの葉肉液汁を使っています。古来から火傷や免疫力アップに効果がある薬草として使われているアロエです。

高田:年齢を問わず誰でも使えるコスメとか?

武田:はい、赤ちゃんからお年寄りまでどなたでもお使いいただける商品です。3ヶ月になる姪がいますが、新生児湿疹がひどかったんです。でも、ファーモス・ナトゥーアのクリームをつけたら状態がかなり改善されました。

高田:そんな小さな赤ちゃんでも使えるなんて、すごいですね。

武田:はい、成分にこだわったオーガニック・コスメなんです。アトピーの方で使っている方も多いんですよ。

妥協せずに「自分の気に入った・売りたい商品!」に出合うまでの商材リサーチ

高田:起業前から商材リサーチをされていたようですが、実際にはどのように探されたんですか?

武田:海外にはよく行っていたので、「面白そうだな!」と思うものは買ってきて、帰国してからそのメーカーさんへ電話したり、メールでコンタクトをとっていました。

高田:何か具体的に話が進んだ商品はありましたか?

武田:NYのメンズコスメで、カウンセリングをして商材を選べるようになっているすごく面白いものでした。いくつか買ってきて自分でも使い、主人にも使ってもらいました。とても興味ある商材で、すぐにコンタクトをとりました。先方曰く、日本の大手デパートに打診しているが、そのデパートは輸入ができないので、代わりに輸入して欲しい旨打診があったんです。

高田:すごいですね。

武田:ええ、それでいい感じで話も進んでいたんです。でも残念なことに、成分表を確認したところ、日本には輸入できない成分が入っていたんです。弊社としても日本向けに成分を変えてもらうほど資金力もなく、結局これ以上やりとりするのは難しいと判断し、その商材は断念しました。

高田:いくら面白い商品でも成分表でひっかかってしまうとやはり難しいですね。

武田:それから、ジェトロ(日本貿易振興機構)も活用しました。「引き合い案件データベース(TTPP/Trade Tie-Up Promotion Program)」で、自分の経歴と扱いたい商品など具体的に書いて、何かあったらコンタクトしてください!と掲載したんです。

高田:ジェトロのTTPPは、海外や日本の企業が登録した約30,000件のビジネス案件を誰でも無料で検索、閲覧できるサイトですよね。ご自身のビジネス案件を登録すると、世界中に情報を発信することが可能とか。

武田:そうです。掲載された商品など随時チェックして、コンタクトしていました。こちらからコンタクトすると100%お返事がありました。返信を頂戴する確率が非常に高いと、ジェトロさんに言われました。通常は半分お返事がくればいい方だとおっしゃっていました。

高田:ジェトロのサイトには、「売りたい人」と「買いたい人」のページがあり、そこで展開されるんですよね。具体的にはどのようにアプローチしたのですか?

武田:自分がこれからやりたいこと、扱いたい商品など具体的に書き、問い合わせをいただいたときは、必ず返信するようにしていました。英語でのやりとりなのですが、私の場合は仲介者がはいらず直接のコンタクトでしたので、よりスムーズに話が進められるのではないかと、ジェトロの方がおっしゃっていました。

高田:でもサイトには「掲載されている情報は審査はしていない。情報の正確性、信頼性はご自身で判断してください」と注意書きがありました。実際はどうでしたか?

武田:最初のコンタクトは20社くらいありましたが、私が興味を持ったものはその中の10社ぐらいでしたが、みなさんきちんとされた方ばかりでした。運が良かったのかもしれません。

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